2013年10月16日水曜日

手ぶらを楽しむ


お休みの日にもなると、あちこちで運動会の歓声が聞こえます。
ひたむきに頑張ってる選手らには、両手で精一杯の拍手をおくり応援したいですし、
一生懸命応援する事で、瞬間の感動を分かち合えた様な気持ちにもなれるものです。

だからこそ、スポーツ観戦を楽しむ時には、
出来れば・・バッグは持たず、手ぶらで応援したいですよね。
肩にかけるショルダーバッグはもちろん、
ウエストバッグ、ボディバッグ、リュックサック等、
年齢性別を問わず、アクティブに持ちこなせるものも、
進化しながら沢山出てきています。
デザインも素材も様々ですが、選ぶ際にしっかり見ておきたいのは、
本体とベルトの接続部分。
取り付けが甘いものは論外で、縫い目や金具使いで粗さの目立った物も問題です。
そして、どんなタイプのモノでも、ただ見るだけでなく、
実際に持ってみて自分の姿を鏡に映してみて頂きたい。
お友達と一緒であれば、持ってもらって客観視してみるのも良いと思います。
第三者目線でみる事によって、全体のバランスや、バッグのラインを再確認できます。
そして、柔らかい素材であればある程、中に私物を入れてみて、
重みや肩当たりを確認する事もオススメです。
財布、鍵、携帯等の貴重品、ポーチやハンカチといったものの上に、
スポーツ観戦にはデジカメも必須。
ウォーキングであれば、水分補給のペットボトルも必要かもしれません。

必要最低限をコンパクトにまとめ、持つ事にストレスを感じないようにして、
自分の最高を、演技・表現・競技しているアスリート達に、
思いきり大きな声援をおくってあげたいと思います。




画像は、先週のフェア中にいらしたお客さま^^
「えーー!良いの?良いの?新聞載るの??えーーー!」
と、大盛り上がり(笑)
お二人とも、リュック&ショルダー、とーーーってもお似合いです★
ご協力、本当にありがとうございました。

2013年10月10日木曜日

深い黒

michiamo
soft-kip

上質のキップを使った円形の薄マチハンド。
吸いつく様な繊細な手触り、妥協を許さず鞣し上げた深い深い黒。
熟練の技が光るステッチワーク。
全ての箇所に、丸いカットを施した、デザイナーの拘りもステキです^^

書類も入るサイズなのに、薄マチだからお出かけでもOK★
革のみのシンプルデザインだからこそ、
拘り抜いた素材&デザインで、個性を演出してみて欲しいです。 





って・・バッグ記事書くの久しぶり(笑)
今日は久しぶりに良いお天気だったので、
店の隅っこに、ミニミニスタジオ作って撮ってみました。
ディスプレイしたまま撮ると、拘りの黒色が別物になって・・
このバッグの価値が台無しになるので。ライトの反射なんて論外。

そうして・・
バシバシ撮ってるところにお客さまがいらして・・
「わー!すごい格好して撮ってるんですね」と。笑
はい。
その時、膝立てたまま床に寝転んでました^^;(ハハハ)
「でも、楽しそうですね〜」
はい!
カメラは私の恋人なんですもん〜♪チュ★

2013年10月9日水曜日

エレガント(Elegant)でありたい。


「クラシックが聞こえてくる様なエレガントな店にしたい」
まだ私がこの仕事に就いて間もない頃、創業者の父が言った言葉です。
お店で流すBGMの事ではなく、全体の雰囲気の事なんだろうな・・
当時は、漠然としか理解できずにいました。

エレガントなバッグと言うと、
黒いバッグを思い浮かべる方も多いと思いますが、黒いバッグも様々です。
美しく、洗練された深みのある黒色で、上質の素材で細部まで作り込まれている。
そして、シンプル且つ迫力のあるデザイン。
そんなバッグは、どんなにシンプルでも、どこかしら見る人を引きつけるパワーがあり、
持つことで、「強さ」「優しさ」「美しさ」だけでなく、「生き方そのもののスタイル」を感じることが出来ます。
時代を超えて愛され続けるクラシック音楽のように、良いモノの価値は、持ち手のスタイルと同じくして、内に秘めた輝きを静かに表現する事が出来るのだと思います。

アンティーク好きな父が言った冒頭の一言を思い返すと、きっと・・
「時代を超えて愛され続ける上質なバッグ達を持ってもらいたい」という事。だったのかもしれません。

普段使いのカジュアルバッグは、色やデザインを楽しんで持ち、
フォーマルシーンで活躍する上質なバッグは、年を重ねながら、じっくり「エレガンス」に持ちこなしたいですね。







私がデザインする時・・そのモノに真っ正面から向かい、内面も側面も、
あらゆる角度から眺め、見詰め、瞑想し、思いを巡らせます。
バッグのデザイナーさん達もきっと・・1つのモノを創るのに、
まだ見ぬ持ち手の方々を想像しながら・・様々な角度から見詰め、形にしているはず。

モノ創りの原点は、「喜び」だと思います。
生み出されたモノが、良いものであれば、人を幸せな気持ちにしてくれる(はず)
年齢性別に関係なく、そのものに対し、一瞬でも心地良く感じてもらえれば嬉しい。
存在する事自体が喜ばれるものでなければいけないと思うのです。


時間の流れをゆったりと味わいつつ・・
その喜びを、持ち手と共有出来る事こそが、私には何よりの喜び。^^



創作屋 宮崎ゲストハウス (SOSAKUYA Miyazaki Guest House  Hiro.)

2013年10月6日日曜日

ミキアモ『こだわりの黒』

michiamo soft-kip ミキアモ ソフトキップ・フェア開催中★

店内には、30数点の柔らかなキップバッグが所狭しと並んでいます^^
上質なモノを、長く愛用したいとお考えの方必見★


孔子革は、柔らかい素材だけに、縫製技術も必要とされます。
そんなソフトキップを製作できる工房は日本に一カ所。
数人の職人により、ひとつひとつが手作業で作り込まれます。
希少な素材を、長く愛用してもらえるよう、細部まで手を抜く事はありません。


一度に30点も見る事が出来るのは、私たちでも滅多に無い事(←ホントに)
柔らかさに癒され、美しいデザインと、熟練の技を、体感してみて頂きたいです^^



*12日まで展示しています*

SOSAKUYA Miyazaki Guest House Hiro.





2013年10月5日土曜日

金木犀の香り



どこからともなく金木犀の香りが漂い始めると、秋の深まりを感じます。
そろそろ衣替えをされる方も多いのではないでしょうか?
秋冬物を出して、今夏お世話になったモノをしまう。
衣類だけでも大変な作業ですが、バッグはどうでしょう?
薄色バッグやカゴ等に、また来年の春に会いましょう・・と、しまいつつ、
スエード素材やファーものを出すイメージでしょうか。
実は、そんな風に考えられていたのは、一昔前の事。
最近は、特に季節に関係なく、様々な異素材の組み合わせを生かしたデザインや、
革とテキスタイルデザイン
(ボーダー・ドット・ストライプ・チェック・花模様等)との融合で、
遊び心たっぷりなバッグが数多く出てきています。
夏だから白、冬だから濃い色、と言う制約等もありません。
そもそも、オシャレには定義等無くて、自分を表現する事も自由なのです。
そして、自由だからこそ、ある意味「真剣」に楽しめることなのではないかと思います。
涼しくなってくると、温かな印象の物が新鮮に感じられるように、
季節で変化をもたせる事も、自由。
暖かい日や旅行先等で楽しむ為に、日常使わないような、
明るい色・柄・デザインに挑戦するのも自由。
バッグや小物は、ファッションの一部と言う考え方の他に、
気持ちを表現するものだったり、心をサポートするもの・・
そんな、モチベーションアップに欠かせないツールと考えてみてはどうでしょうか。
季節ごとの空気を肌で感じ、モノの気持ちになってみるだけで、
自分らしさをさり気なく表現出来るのだと思いますし、
意外な発見は、そう言う心の中のちょっとした変化から生まれる物かもしれません。




 








気がつけば10月・・
ここ数日は、ぐっと涼しくなってきました。
オシャレは勿論、読書・スポーツ、そして食欲(の秋・・・笑)
何を楽しむにも良い季節ですね〜



私にとって、秋と言えば金木犀の香り。
実家の玄関先に金木犀の木があって、
窓を開ければ部屋いっぱいに香りが広がり、
殺風景な部屋にたくさんの花が咲いたようだった。
有り難いはずなのに当たり前だった母の手料理、
忙しい合間に庭仕事を始めた寡黙な父の背中、
隣で飼ってた犬の鳴き声や、
直ぐそばにある小学校のチャイムの音・・等々。
金木犀の香りは、思い出の全てかもしれないな。









2013年9月27日金曜日

ミキアモ・ソフトキップ & A.W 新作フェア

◆ こだわりの「黒」 michiamo ソフトキップ & A.W Collection ◆

10月 4日(金曜)〜12日(土曜)
*営業時間*am11:00〜pm18:00 
期間中は、日・月曜も営業しております。

*尚、10月 3日は、準備のためお休みとなります*


上質の仔牛革を使い、洗練されたデザインで仕上げ
細部まで職人の手仕事が光る逸品。
余計な装飾はなく、革のみで作り込まれたバッグ達が揃います。
宮崎では「初!」の開催となります!
 
ミキアモデザイナーは、バッグ業界の『巨匠』
1つは持っていたい「黒」だからこそ、
トレンドに流されない上質な物を選びたいですね。
物の本質に触れ、感性を磨くも良し、
一目惚れして、連れて帰るのも良し(笑)


皆様にお会いできるのを心より楽しみにしています。 






SOSAKUYA Miyazaki Guest House  Hiro.













今回のDMは、円形デザインの美しさが光るミキアモのバッグにちなんで・・
デザイナーさんの溢れる才能(頭の中)をイメージしてみました。
幾つもの丸がランダムに重なり合って、まるでシャボン玉みたいでしょ?^^
バッグのイラストは、もちろん手描きっす★

店内は、秋らしく黒メインのラインナップ。
新作のカラフルなモノに加え、
シックで品のあるミキアモのキップが引き締めてくれます。
一緒にいる時間が長くなればなる程、手放せなる事必須です。
普段使いのカジュアルラインも良いけど、
年齢を重ねる程、良いモノを、品よく持ちこなせるとカッコ良いですよね〜♪ 




 

2013年9月26日木曜日

自然の影絵

葉っぱに空っぽのグラスが、影を見ると一輪挿しに。

陽射しも和らぎ、夕刻の日陰が長く延びているのを見ると、
思い出すのは子供の頃にした影踏みです。

私は、影というのは
「一日中色んな姿に変化して楽しませてくれる一番身近なアート」
だと思っていて、自然の影絵と呼んでいます。
沈みゆくオレンジ色の太陽を背に、
青々した緑が切り絵のように切り取られる様は
自然の芸術作品だと思います。

お店で、バッグや小物をディスプレイする時にも、
商品を置く際に気にするのはライトを当てて出来る影の部分。
明るいライトと相対し、暗い影には存在感があると思うのです。
影を作るには、色鮮やかな花々、美しく装飾されたオブジェ等、
なにも特別なものである必要は無く、
どの家庭にでもあるような・・
机や椅子であったり、時計であったり、グラスであったり。
むしろ、そんな日常の物の方が、その物の魅力を再発見出来て楽しいものです。
わざわざライトを当てずとも、お天気の良い日、光が射す事を考えながら、
色んな場所に配置してみると、意外な形が見られます。

静かに影を気にすると・・時間の流れも緩やかに感じられます。
時には、有限な物体としての綺麗さよりも、
無限の美しさにロマンを感じながら
自分だけの小さなアート(影絵)で、深まる秋を味わうのも粋かもしれません。





散歩でみつけた「アート」光が当たった部分だけが色付いてた。

幾つくらいからでしょうか・・
普段から・・誰にも見つからない様な部分をみつけては、
こっそり喜んでいました(笑)

実家の屋根に登り、ゴロンと横になって空を眺めると、
でっかい雲が、影を作って身体の上を横切っていく。
ここに居ると言う事は、光と影が全部証明してくれているんだ。。
「人間なんてスッゲーちっぽけだな〜」
な〜んて、中学の頃思ってた。

影絵の第一人者、藤城清治さんの世界観も大好き。
影は、存在そのもの。人間は装飾するものではなく、
回りに描かれてる世界こそが美しく彩られるべきものなんだ。
彼の作品を見てそう思った。
子供の頃観た切り絵の人形劇・・目の前に映ってるモノクロームの世界に、
自然と着色しながら映像として楽しんでいた自分がいたりして。


部屋に居て、外を眺めるだけでも、
近所を散策するだけでも「アート」は、たくさん転がっている。
そんな風に考えるだけで、
「芸術の秋」を、もっと楽しめると思います^^