元気にしてる?―。
なかなか会えない友へ、私が年に数回やり取りをする手紙の書き出しはいつも同じこんな走り書き…。それでも、楽しいばかりでない時代を共に過ごした仲間は、時がたつ程の掛け替えのない存在になっていくと思います。
手紙を書き封筒に入れ、封をし、ポストへ。その行程は一瞬にして送れる電子メールとは違った趣があります。いつまでも大切な友への便りは、会えない分の「時」を贈る気持ちになるものです。
バッグと封筒の共通点は「モノを包む」。そんな発想から生まれたのが、封筒をモチーフに作られた「エンベロープタイプ」と呼ばれるバッグ。封筒のようにかぶせ部分があるものを総称する場合もあります。写真のバッグは、封をする部分にシーリングワックスまで施され、手紙そっくりで面白いデザインです。
生き物から命をもらい、モノに命を吹き込む。作り手と使い手は、
その専門家でなければならないと思います。使い捨てでは、送りっぱなしのメール同様響かないものになるかもしれません。
遠く離れ、なかなか会えなくなっても「大切な友達」と言うのは、時間と距離を置くほど気付かされる、信じ合い支え合える存在。思い出がセピア色に変わる頃、変わらない言葉と思いをお土産に、手渡せる日が来ることを信じたいですね。
◆
離れているからこその「思い」
距離があるからこそ見えるもの
通じあう事
信じあえる事
支えあえる事
色々な感情も全て
今は静かなセピアに変えて
言葉ひとつ
思いひとつ
大事に大事にグラスに注ぐ。
◆
数年前に書いた詩です。
同じ時を共有した家族や仲間とは、離れているからこその思いがあるはずで、
時がたってこそ、その時は掛け替えのない思いとして心に深く刻まれるはず。
この季節は、出会いの前の別れの時期。
離ればなれになっても「愛情」や「友情」は変わる事なく
時間分の重みと共に、キラキラ輝いてゆくものだと思います。
自分の手で文字を書くっていうのも・・・
時には良いものですよね^^
SOSAKUYA Miyazaki Guest House Hiro.