2013年11月20日水曜日

オレンジ色の宝石

moquip
シックな色合いに、ガルーシャの輝きが美しい。ショルダーバッグ(奥)と、クラッチウォレット(右)です。
美しいのは、素材だけでなくそのフォルム。
硬くなりすぎない、なだらかなラインは、ファスナーを開ける時にストレスを感じさせない自然な弧を描いています。ダークなブラウンに鮮やかなオレンジの宝石(ガルーシャ)。落ち着きのある色合いだからこそ、一層輝いて見えるのでしょうね。
ファスナーは勿論「riri」
細部まで拘り抜いた逸品です★



2013年11月19日火曜日

「Marble」

不思議な糸が絡み合い
自然でも不自然でもない寓話が生まれる。
ただひたすら真っ白なキャンバスにイメージを乗せ
澄んだ球体に自然の音と愛を込め
繰り返し心を入れ、重ね、組み合わせ、そして、透明へと。

by Hiro.




ご紹介が遅れましたが、
11月16日より、SAYAKAさんのアルバム「Marble」が発売開始★です!
私は今回、ジャケットデザインを担当させて頂きました^^
SAYAKAさんの好きな種子島の自然と、
彼女の内に秘めた思いと願い、
愛すべき地球の美しさを・・・私なりに表現。・・・したつもり。
もちろんロゴもオリジナル♪(←1番のお気に入りです)
 「欲しい!」と言う方はこちらまでどうぞ↓

SAYAKA-official blog「波と唄う」

★お問い合わせ★

2013年11月18日月曜日

さり気なくフェミニン


 娘であり母であり、、または妻であって仕事人でもある、
そんな忙しい女性たち…。一日中、何度も何度も切り替えをし、時には厳しく、優しく、そして強い。けれども、誰にでもある、ふとした瞬間に見せる可愛(かわい)らしいしぐさや表情は、年齢に関係なく美しいものだと思います。
 「フェミニン」とは、そんな「女性らしさ」や「優しさ」を強調したファッション用語なのですが、広義の意味として「エレガンス」や「カジュアル」といった区切りにも同じ言葉が使われています。
 仕事や家事の忙しい合間をぬってのお出掛けや、リラックスしたい大人の休日には、どこかしら「品」のある女性らしいバッグをお勧めします。
 カジュアルな普段用よりも、少しだけ凛(りん)とした大人っぽい香りがするもの。例えば、シンプルでも金具に美しく上質のものを使っていたり、ステッチが見えない様に美しい縫製が施されていたり、女性らしい上品な柄や色使いであったり。硬さの無い丸みを帯びた美しいフォルムやさり気ない演出こそ、フェミニンそのものだと思うのです。
 日常から少しだけ離れ、楽しい時間を有意義に過ごすためのお出掛け。きちんと身支度を調え、鏡を見ながら洋服のバランスを再確認。そして、靴を履き、最後に持つのがバッグです。華美に飾り立てたものではなく、女性らしさや優しさを内に秘めたようなデザインのバッグを花束として手元に添え、あくまでも「さり気なく」自分だけの時間と共にフェミニンスタイルを楽しんでいただけたらと思います。
 
SOSAKUYA Miyazaki Guest House  Hiro.
 
 
 
 
画像にご協力頂いたのは、敬愛するY先生と、お嬢さんのHちゃん。
なんの画像加工も要らないくらい・・お肌もキレイで超〜可愛い〜♡
「フェミニン」なバッグ、とっても似合ってますよ^^



家族思いのY先生と、お姫様のように可愛いHちゃん。
また一緒に遊びにいらして下さいね♪



*「チマブエ・フェア」開催中*
期間中、ご購入の方にはチマブエ・オリジナルストールをプレゼント★
(数に限りがあります)

2013年11月11日月曜日

CIMABUE FAIR

チマブエ・フェア
11月15日(金)〜23日(土)
am11:00〜pm6:00

シンプルで美しいフォルム
豊富なカラーバリエーションの中から
あなただけのバッグを見つけて下さい。




 皆様にお会いできる事、心より楽しみにしています。
創作屋 宮崎 Guest House Hiro.

MAP 


*期間中は、日曜・月曜も営業しています。
*尚、12〜14日はお休みとなります。

私だけが知っている「良さ」

 
私の妹は、子供との早朝散歩を欠かしません。仕事が忙しい時期も、暑い日も寒い日も色んな話をしながら海辺まで歩くそうです。起き上がるのが辛い日も、頑張って行くと、美しい日の出を見る事が出来たり、顔見知りになった方々から子供にご褒美をもらったりと、必ず「良い事」が待っている。
その話を聞く度に、始めると言った時「続くのかな?」と思た事を申し訳なく思うのです。


何かを始めるのには、少しだけパワーが必要ですが、その効果が身体で分かれば、人は前向きに頑張れるものだと思います。
バッグに例えると、自分に無い・それまで持った事が無い色や形に挑戦する時には、誰でも頑な気持ちになります。
ですが、これはオシャレのストレッチと思って始めて(持って)みるのも良いのでは?とお勧めしています。デザイナーさんの感性そのままを理解する必要等ないのです。分からないけれど「好き」だと言う事が大事なのであって、始めてみれば「良いな」が「良いね」に変わります。
一方、無難・・と言うのは、欠点はないもののさして優れているわけでもないと言うこと。それをそのまま使わずに、どこかに一つに自分らしいスパイスを加えてあげるだけで、
「難が無い=無難」は「有り難う=存在そのもの」に変わっていくものではないかと思います。
”欠点があるかもしれないけれど、私だけはこの良さを知っている。”
そう思った方が、オシャレも毎日も何倍も楽しいはずなのです。
「もしかすると飽きるかもしれない。」と、自分を疑わず、もっと自分の目を信じてオシャレを楽しむことができれば、自分の可能性も笑顔も何倍にも膨らんで、日々を「謳歌」することができるのではないでしょうか。

どんな大きな事も、最初のきっかけはほんの些細な事。
先日会った甥っ子は、三年前散歩を始めた頃に比べ、随分たくましく大きくなっていました。





私は、普通とか無難などという言葉が好きではありません。
受け取りかたは人それぞれなので、なにが普通なのか、何が無難なのかと言う線引きも微妙ですが。。少しだけ自分らしく使いこなす。この、「少しだけ」の気持ちが大事だと思います。最初の一歩は勇気が必要だけど、一歩踏み出せたことで、踏み出せなかったそれまでの自分よりも、ずっと素敵になれてるはずなんです。


ちなみに・・
話に出てきた甥っ子は、小学三年生。
会う度に面白い話で笑わせてくれます。
生まれたときから、その素質があったのだと・・
画像整理してて見つけたこの写真を見て再確認↓↓
超ーーーーーー可愛い♡笑
将来は、ノーベル賞を三回受賞する予定だそうです。うん!出来るよ!きっと^^
(一回でも凄いんだけどね)
いっぱい笑って、いっぱい挑戦して、元気に大きくなってね♪^^
(注:画像は、一歳前くらいの時の写真です)




2013年11月5日火曜日

モノへの敬意

 
 
子供の小さい頃の絵や写真、初めてのお給料で買ったもの、
思い出深いモノは、何らかの形で側に置いておきたいものです。
長く使って頂けるとは言え、革製品(革)は生き物なので、
使えなくなる「その時」はやってきます。
オイル切れで表面が劣化し、ひび割れなどがみられると、
残念ですが・・バッグとしては使うことが難しくなります。
ですが、そんな時でも、金具であったり、ベルトのどこか一部分であったりと、
まだまだ使えそうな「呼吸感」が残っている箇所がある場合には、
思いきって、別のモノに形を変えてあげるのも良いかもしれません。
使えそうな部位が革ベルトだった場合、適当な長さにカットし、
キリ等で穴を開け、細い革ひもを通すだけで、簡易ストラップ・
キーホルダー・ネックレス等にリメイク出来ます。
薄く平らな部分である場合は、サイズを測ってカットし、
額縁の縁に、接着剤で貼付けてあげるだけで、オシャレなインテリアとして生まれ変わります。

私がこの仕事を始めた頃のお客さまが
「仕事を初めて最初にここで買ったバッグなんです」
そう言って、出張の途中に立ち寄ってくださり、10年ほど愛用したバッグを買い替え、
前のバッグを手放す事になりました。
見ると、革ベルトの一部分だけは、かすかに呼吸しています。
「この部分だけ切ってもらえますか?新しい鞄に入れて初心を忘れないようにしたいんです」
私はその言葉に感銘を受け、呼吸していた部分だけをカットし、簡単なキーホルダーに作り替えました。

新しいモノは次々に出てきます。定番も新作も、溢れるほど作られています。
大事に使うことは勿論、それまで使ってきたモノ達に対する敬意も込めて、
新しいものも大事にすることが出来れば、それまで生きたバッグ達は幸せなのだと思います。





大事に作られたモノを丁寧に選び、大事に使って下さる方に手渡す。
この仕事の喜びは、その時もそうなのですけど、再開の時が一番嬉しいのです。
上の画像は、数年前のもの。
私が着けてるブレスは、このお客さまと同じ時期に買った同じバッグの金具で作った。
劣化した革部分は、どうしようもなく・・・処分してしまったけれど、
いろんな場所に一緒に行ったバッグだったから、そうする事がとても残念でした。
小物に作り替える。
と言うと、難しそう〜と思われる方も多いかもしれませんが、超簡単!
例えば・・・
こんな端切れたち。
(使えなくなったバッグのポケット部分・ 長過ぎて切った革ベルトの余り・着なくなった洋服の可愛らしいボタンなどなど)

少し手を加えてあげるだけで、こうなります↓

ここだけの話・・・
記事を書いてから作ったので、全部で一時間弱くらいで出来ました!笑
アウトドアのカラナビは革を巻き付け、接着剤でくっつけるだけで可愛らしく大変身!
なんでも捨ててしまうのは簡単だけど、
少しの工夫で「端切れ」が「お気に入り」のモノになるって良いでしょ?


是非挑戦してみて下さいね★



SOSAKUYA Miyazaki Guest House  Hiro.

2013年10月30日水曜日

私だけの宝物


店内にお客様のお子さんが数人集まると、決まって始まるのが「かくれんぼ」や「鬼ごっこ」。「お店の中だから暴れちゃダメ」とお母さんに諭され、先日、子どもたちが始めた遊びは「宝探し」でした。
 小さな紙切れを「宝物」と言って、椅子の下やカーテンの陰に、そっと隠します。叱られまいと気を使いながら、一生懸命探す姿は、とてもかわいらしいものでした。
 バックにも「外観がシンプルな作りなのに、裏生地に小さなかわいいポケットが付いている」というような発見があると、宝物を見つけた時と同じ様にワクワクします。
 ベーシックなデザインなのにステッチワークが絶妙だったり、外側は柄物で、バックを開けると裏生地が目の覚める様な紫のベルベット、といったどこかに一つこだわりがあるバッグや小物は、それだけで特別な気持ちになれると思います。
 一目見て斬新なデザインで、素晴らしいものもたくさんありますが、いつも一緒に過ごすバッグや小物は、素材・縫製・デザインが上質なのはもちろん、どこか一つ自分だけのこだわりポイントを探すことが、毎日楽しく持ち使いこなすコツかもしれません。
 閉店後、掃除をしていると、小さなコインケースの下に、「宝探し」するために小さな手でちぎられた紙切れを一枚見つけました。この紙切れを「宝物」だと思う素直な感性を大人になっても無くさないように、自分だけの小さな宝物を日々探していけると良いな…と「紙切れの宝物」を見て何だかうれしくなりました。




自分のお気に入りのモノになるのかどうかと言う線引きは、
すっごく小さい拘りだったりします。
誰にも見えない部分であることは勿論ですが、
買ってしばらくして発見し、その瞬間から「お気に入り」が
「超お気に入り」になることもしばしば。

子供の頃のお気に入りで覚えてることと言えば・・
直ぐ上に姉が居たため、洋服なんて全てお下がりが当然だった時代に 、
初めて「自分の為だけ」に買ってもらったジャンバースカートだった。
なんてことないフツーのデザインだったけど、
ミシンステッチが・・なんと!「レインボーカラー」笑
初めて学校に着て行った日。
(小6のくせに)皆が自分を見てる様な気がして恐ろしかったのを覚えてます。
あの時、なんで両親は私に服を買ってくれたのだろう・・・。
未だに謎です。



かなり話がそれましたが、
誰でも自分の中に「宝物」を持っていると思うのです。
形の無い大事な宝物を。
目に見えないからこそ、探す楽しみがあると思うし、
見つけるまでの過程にこそ、深い意味があるのだと思う。
いくつになっても、自分だけの「宝物」を探し続けたいですね★

 

創作屋 宮崎Guest House Hiro.