2013年5月24日金曜日

多分、どうでもいい話(哀愁のお札編)

 
東京生まれの東京育ち。
様々な人の手を伝って、
今、私はここに居ます。


人間が、何故私を大事にしてくれるのか
その辺りは、よく分かりません。

それでも、今まで粗末に扱われた事はない。
とても幸せな人生です。


先日、驚いた事がありました。
それは・・・
私と言う1人は、1000円札さん10人分の価値があると言うこと。
優しい眼差しで見つめてくれる5000円札さんだと、
2人分の価値だと言うこと。
私にはそんな価値など無いのに・・
皆さんと同じただの1人(紙)なのに。
人間が勝手に決めた事なので、どうしようもないのですが、
私は至って普通の人(紙)であって、
価値は、みんな(紙)と同じなのです。




生まれ育った東京から、
初めて外に出ることが出来たのは、3年目の夏でした。
一緒に旅したのは、大学生くらいの女の子。
とても優しい子で
私の事を、お守りのように大事に扱ってくれました。
可愛らしい水玉模様のお財布が心地良く、
友達(1000円札さん)は、よく入れ替わりましたが、
私は、何故か使われる事も無く、ずっと彼女と一緒でした。

彼女は、時々私の事をみつめて言うのです。
「お婆ちゃんがくれたけん、お守りと一緒や」と。
その時の優しい眼差しも大好きでした。

その為、ここで暮らすようになって、あまり旅をしなくなりました。
その彼女との初旅行。
行き先は、九州・宮崎。
彼女のお婆ちゃんが暮らす場所です。



おばあちゃんが、東京へ遊びにきていた時
都内の銀行で私と出会い(引き出し)
そのまま白い薄布にくるみ、薄桃色の封筒に入れてくれて
「都会暮らしは大変やろう。はい。ばあちゃんからのお年玉!」
そう言って、私を彼女に渡してくれました。
「良いって!ばあちゃん。ばあちゃんが使って!」
「いぃや。若いもんは遠慮したらいかん!」
「良いって!心配せんで!」
「何言いよるとねー!素直にもらわんねー!」
と・・・ 

お互い封筒を押し合うので、
中にいた私は、結構痛かった思い出があります。



生まれて初めて飛行機に乗りました。
空港から、おばあちゃんの家まで電車とバスを乗り継いで、
無事着いたのは、陽も傾きかけた頃。
おばあちゃんの家では、何度も彼女の名前が呼ばれ
何度も何度も幸せそうな笑い声が響きます。
出向いた人、迎える人、
どちらも、お互いを思い合っている様子が感じられる満ち足りた空気は、
初旅で疲れた私を癒してくれました。

数日が過ぎ、彼女は東京へ戻る事になりました。
帰る前の日、
お世話になったおばあちゃんへ贈り物をしようと、とあるバッグ屋さんへ。
お店は、自宅の一階部分が店舗になっていて、なかなかオシャレな作り。
店長さんらしき人が、プレゼントを彼女と一緒に選んでいる間、
なんだか・・・イヤな予感がしました。
そして!その予感は的中!
オシャレなバッグと引き換えに、私はバッグ屋さんのレジの中へ・・・(涙)

そこから先の彼女の事は分かりません。
きっと、おばあちゃんとの別れを惜しみつつ
東京へ戻って行ったのだと思いますが・・。



今では、懐かしい思い出です。



・・・
にしても・・・
私には、お札と言う役割の他に、
お守りと言う任務もあるのでしょうか・・
店長さんに「両替」され、
暗いレジの中から出られたのは嬉しいのですが・・・
その時、遊びに来ていた店長さんの友達が、
「こ〜やって、お財布に入れておくと良いんだって!」
と、無理矢理私を折りはじめ・・・
「ほら!1億円!」(笑)
等と言ったばかりに、
今度は、バッグ屋さんの店長さんと、
長い付き合いになりそうです。





***


以上、1万円から1億円に生まれ変わった
1万円札に聞いた話です(笑)

1億円さん、大事にします!
だって、1万円札さん1万人分ですもんね!★
 
ちなみに・・
コイン編はこちら↓







2013年5月22日水曜日

与えられる価値

一面に広がる光は、きっと
昨日登った朝陽より
キラキラ輝いているんだね。
明日はきっと、もっとキレイに。


この朝陽を撮って、もうすぐ2年。
一日一日が貴重で
一瞬一瞬が宝物のように思えます。

誰かのために、何かが出来る事が嬉しくて。
自分に与えられたモノを大切にしながら、
大切な人に、もっともっとたくさんの・・・
両手いっぱいのプレゼントが出来ると良いな。









2013年5月20日月曜日

la galleria per uomo

la GALLERIA

シンプルなデザインに、ステッチ使いがポイントの
二つ折りウォレット。

自分らしい生き方&オシャレを楽しめる
オトナの男性に持ってもらいたい・・との願いを込め、
表面に取り付けられたバッジには、
la galleria per uomo
の頭文字をとって「L.G.P.U」の↓刻印が^^




アンティーク調の味のある風合い
重くなりすぎないステッチワーク・・




・・・う〜ん!カッコ良い!(笑)

シンプルでも、どこかに自分だけの拘りがあるってステキですよね★



2013年5月19日日曜日

おばあちゃん2

ちょっと嬉しかったお客さまの話。 

うちのお店には、
10代から、80代までのお客さまがいらっしゃいます。
中学生グループで来て
「お母さんに母に日のプレゼントをあげたいんです。」
と言う可愛らしいお客さま達や、
「病院に通う事になったから、薬袋が入るサイズのバッグが欲しい。」
と言う方まで^^

先日、お隣に住んでるお婆ちゃん(大阪から引っ越してきた)が
「お葉書もぉてたさかい、寄せてもらいますよ〜」
と、元気よく遊びに来てくれました。
一人暮らしの為、週に何日かはヘルパーさんが来て、
残りの日には、ディサービスに出掛けているのだとか。
オシャレが大好きで、自称「着道楽」^^(前の記事はこちら↓)

そんな、おばあちゃん。

「こーんなにステキなお店、みんな見たら良いと思たさかい
ディサービスの友達に進めてるんで〜!」
私「いやぁ・・ありがたいです^^」
「そやけど店長さん、老人ばっかりで話になりませんのやわ〜」
私「そりゃ、おばあちゃん・・・場所も場所ですし・・・汗」
「こないだも、ディサービスの後ここ連れて来よ思て誘ったんですけどな〜」
私「はい。嬉しいです^^」
「その人、認知症やってん!あきませんわ〜」
私「・・・笑」←けど、笑うに笑えない。

いつもオシャレして、活き活きしてるおばあちゃんは
私の元気の素です★
居てくれるだけで嬉しいので、
無理な営業は、気にしないで下さいね^^


バッグを通じて、色んな方とお話が出来る。
良いと思えるものを見つける事が出来たとき
不思議な一体感が生まれる。
なにかひとつでも共通点が出来ただけで
少しだけ近い存在になれる。
その瞬間が、楽しくて嬉しくて。 


「Hiroさ〜ん!!ちょっと聞いて下さいよ〜!!」
と、悩み相談でもOKです(笑)


また今週も、良い出会いの場となれるよう・・
たくさん楽しい事を考えながら
皆様のお越しをお待ちしています♪
 
 

 Miyazaki Guest House .  Hiro

 


2013年5月18日土曜日

秘めた輝き

JYO ARVINISTA

ラフな質感のボディバッグ
デザイン・素材・縫製全てがMADE IN JAPAN


トレンドを意識しつつも
自分らしさはブレることがない。
そんな内に秘めた輝きを
誰よりも美しく放てますように。




2013年5月17日金曜日

世界にひとつの花

 FU-SI FERNALLE
 柔らかなラムレザーに、手描きのプリントが鮮やかな
2WAYショルダー(左)& トートバッグ(右)

革をキャンバスにして、ひとつひとつ手作業で描かれた逸品です^^


美しい色、柄、
柔らかな素材を活かした、
流れるようなライン。

世界にひとつの花だからこそ
世界で1人しか居ない、あなたへ♪




Tさ〜ん
お仕事合間のご来店、お待ちしています★

2013年5月16日木曜日

バランス

michiamo

ミキアモ、ソフトキップシリーズのシンプルハンドバッグ


金具を使わず、上質な革のみを贅沢に使った
大人っぽく品のあるデザインです。
きめ細かな優しい肌触りは、
まるで・・・赤ちゃんのほっぺたみたい(笑)
(触れてるだけで癒される。↑と言う意味も込めて)


素材アップ!




黒=無難な色
と、思われがちですが、
黒ほど、バランスが難しく気を使う色はないと思うのです。

PCに向かい、色々なモノをデザインするけど、
黒(モノクロ等)ベースだと、いかに重く見せないか。が重要で・・
全体の塗りの分量や配置、線や点、イラスト、文字。
どれをとっても、使い方次第で野暮ったくなる。
一方で、スタイリッシュにカッコ良くまとまるのも黒。
 (まさに、今それで奮闘中)


ファッションも・・・バランスを崩さないように、
気を使う事を楽しめるようになって初めて
「オトナのオシャレ」が出来るのかな〜?(←独り言です)