2013年9月26日木曜日

自然の影絵

葉っぱに空っぽのグラスが、影を見ると一輪挿しに。

陽射しも和らぎ、夕刻の日陰が長く延びているのを見ると、
思い出すのは子供の頃にした影踏みです。

私は、影というのは
「一日中色んな姿に変化して楽しませてくれる一番身近なアート」
だと思っていて、自然の影絵と呼んでいます。
沈みゆくオレンジ色の太陽を背に、
青々した緑が切り絵のように切り取られる様は
自然の芸術作品だと思います。

お店で、バッグや小物をディスプレイする時にも、
商品を置く際に気にするのはライトを当てて出来る影の部分。
明るいライトと相対し、暗い影には存在感があると思うのです。
影を作るには、色鮮やかな花々、美しく装飾されたオブジェ等、
なにも特別なものである必要は無く、
どの家庭にでもあるような・・
机や椅子であったり、時計であったり、グラスであったり。
むしろ、そんな日常の物の方が、その物の魅力を再発見出来て楽しいものです。
わざわざライトを当てずとも、お天気の良い日、光が射す事を考えながら、
色んな場所に配置してみると、意外な形が見られます。

静かに影を気にすると・・時間の流れも緩やかに感じられます。
時には、有限な物体としての綺麗さよりも、
無限の美しさにロマンを感じながら
自分だけの小さなアート(影絵)で、深まる秋を味わうのも粋かもしれません。





散歩でみつけた「アート」光が当たった部分だけが色付いてた。

幾つくらいからでしょうか・・
普段から・・誰にも見つからない様な部分をみつけては、
こっそり喜んでいました(笑)

実家の屋根に登り、ゴロンと横になって空を眺めると、
でっかい雲が、影を作って身体の上を横切っていく。
ここに居ると言う事は、光と影が全部証明してくれているんだ。。
「人間なんてスッゲーちっぽけだな〜」
な〜んて、中学の頃思ってた。

影絵の第一人者、藤城清治さんの世界観も大好き。
影は、存在そのもの。人間は装飾するものではなく、
回りに描かれてる世界こそが美しく彩られるべきものなんだ。
彼の作品を見てそう思った。
子供の頃観た切り絵の人形劇・・目の前に映ってるモノクロームの世界に、
自然と着色しながら映像として楽しんでいた自分がいたりして。


部屋に居て、外を眺めるだけでも、
近所を散策するだけでも「アート」は、たくさん転がっている。
そんな風に考えるだけで、
「芸術の秋」を、もっと楽しめると思います^^

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