2013年9月4日水曜日

思い出のお店(学生編)

自宅から一時間程離れた高校に通っていた頃、
学校帰りの寄り道がとても楽しみでした。

優しいおじいちゃんとおばあちゃんが営んでいた、
小さなコロッケ屋さん。
カッコ良い女性店員さんが雰囲気のある
ウィンドーディスプレイをしてた、オシャレなブティック。
お腹が空いた時によく行った、
裏メニューのドーナツが絶品の和菓子屋さん・・。
ちっちゃな小物がいっぱいあって
時間を忘れて友達と見入った雑貨屋さん、等々。
思い出のお店は、時間が経っても鮮明に心に残っているものです。

業種は違えど、それらのお店に共通することは、
居心地が良かったことと、お店の人が親切だった事。

当時は深く考えもしませんでしたが、
自分がお店に立つ人間になり、
迎える側になって初めて・・どの方も、情熱を持って
「自分らしさ」を表現していらっしゃったのだと思えるようになりました。
日々、自分の中から沸き上がる、小さな「ワクワク」を沢山集めて居たのだろうと。

季節と時間は流れ、時代も変わり続けるけれど、
お店は、少しの幸せ感や、ワクワク感を提供出来る、
居心地の良い場でなければな。と、
秋の訪れと共に店内のディスプレイを変えながら思いました。








 
と、記事には書きましたが・・
実は・・・

優しいおじいちゃんとおばあちゃんのコロッケ屋さんは、
学校帰りと言うよりも、学校途中に行ってた。
休み時間に、学校裏のフェンスを越えて。(←既に時効ですが、やってはいけません)
だって・・授業中に良い匂いがするんだもん。行きたくなりますよね^^;
通っているうちに、すっかり打ち解けて
お二人と色んな話をするようになった。
優しい二人が大好きで、
なんとか一杯売ってあげたくて・・一念発起★
(美味しいのに、一日数個しか売れてなかった)
数人でコロッケチームを作り、
二時限目辺りから学校中に注文書を回せるよう手配。
全学年から注文をとって、無駄がないように受注生産に切り替えました^^;
そのうち・・人気が出て、数が売れるようになり、 
先生方も認めざる終えなくなってしまい、
その後めでたく、学校公認の業者になりました!(笑)

女性店員さんのブティックは、
ディスプレイもシンプルで良かったけど(コムサだったし)
当時「創作屋」の近所にあり、行きやすかった。
その方の休憩時間に合わせ、
控え室でケーキ食べるのが密かな楽しみでした。(←食い気です)

和菓子屋さんは、学校と家の中間にあって
毎日のように寄ってました。
安くて美味しくて、本当に居心地が良かった。
玄関を改造?したような売り場スペース二畳分くらいの小さなお店で、
座る所もない為、当然のように立食(笑)
馴染みになると、おばちゃんが麦茶や余り物のお菓子をくれるようになって・・
そんなある日「おやつに作りすぎた」と出してくれたドーナツが絶品★★★ 
私は、「おばちゃん、これ、絶対売れるって!」と、商品化を勧め
「知る人ぞ知る」裏メニューとして、その後、学生の間で人気を博しましたとさ!

楽しかったよな〜♪

こんな・・どうでも良いような話なら一晩中でも語れます(笑)