2013年6月18日火曜日

sanagi


羽を広げる前の
大事な大事な最後の時間
最後の一瞬

いつも見守ってくれているあなたへ
お返しは「sanagi」のように。

じっと「待つ」ことも教えてくれた背中へ




大好きな祖母は、
私が遊びにいくと、いつも
「Hiroちゃん!ガンバレ!ガンバレ!負けるな!負けるな!」
そう、大きく手を振り下ろしながら言ってくれました。
何度も何度も。
当時は、それが当たり前のように感じたけれど、
祖母が亡くなった今、その言葉に
どれだけ沢山の想いと願いが込められていたのだろうと
改めて、思います。



危篤の祖母を見舞った時、
小さくなってしまった背中をベットの中で丸め、
風が抜けるような、微かな息しかしていなかった。
大切なものが、今にも消えてしまいそうだと言う寂しさと
なにか、大きなものに包まれているような神々しい感じが
縮んだ背中から伝わってきました。
「死ぬんじゃないよ」「生まれ変わるんだよ」
そう言ってるような気がして。
祖母とは、会話する事も出来なかったけど、
手を握り、身体を拭き、話しかける事で、
元気な頃の祖母の声に触れられた、と思っています。
この画像のテーマは「蛹」
美しい羽を広げる前の「蝶」をイメージしたもの。
今でも、いつも直ぐ傍に居てくれる
大好きなちえこばあちゃんへ。


「ばあちゃん、いつも傍に居てくれてありがとう。」



2013年6月17日月曜日

ピンク色の月



好きなものって、ひとりひとり違うし
違うからこそ面白いのだと思います。
同じものが好きな人でも、そこにいくまでの過程はそれぞれで、
話を聞くと、そのモノ以上に面白かったりする。


「ピンクの石、大好きなの〜!」
「だから、ピンクの月をデザインの中に入れて欲しいの〜」
「でも、あんまりゴチャゴチャはキライなの〜」
甘〜〜〜い声で、そう言われたのが、二年程前(笑)
けど、ピンクの月って・・・。
何度も何度も直しを繰り返した結果、
乙女チックなクライアントさんに合わせ、
カボチャの馬車をイメージして、デザインにのせました。
 
とても気に入って下さり、私も大満足^^


今日、その彼女から久しぶりの電話。
「今度、新しいお店をオープンする事になったの〜」
「Hiroさんにも遊びにきて欲しくって〜」
と、変わらない甘〜い声で。

ピンク色の月と、カボチャの馬車が、
沢山の幸運を運んでくれたのかな?
ほっこり、嬉しい出来事でした。


* 上の画像は、ボツになったものです。
* ピンク色の月でググってみると・・
夢を現実化するって意味があるんだとか。

 





2013年6月15日土曜日

夜の明り

michiamo

ミキアモらしい、美しい柄のお財布3種

色や柄の美しいものを持つと、
指先の動きも、キレイに魅せてくれます。
明るめの柄、独創的なもの、
そして、エナメルコーティングのような
反射する素材だと、尚更です^^

以前は・・・万華鏡のようだと比喩したけれど、
なんだか、高層ビルから見下ろす夜景のようにも見えますね。

「キレイだな〜」
そう思えるものを持つ事で、
見のこなしも、美しいものになる気がします。




2013年6月13日木曜日

近くにある幸せ

昨日の夕空。
雨上がりで、澄み切ってて、本当にキレイでした!

閉店後、近所を少し歩いただけなのに、
こんなに美しい空を見られるって、幸せな事です。 
そう思えるって事自体が・・・
幸せなの(おめでたい)かも知れないですけど(汗)



でも、何処にいても、どんな時でも、
身近な「キレイ」や「楽しい」を探せるというのは、
ステキな事だと思います。
仕事の話でも雑談でも、
とにかく、誰かと話をしている時、
その人の良いところを沢山探すことが出来たりすると、
話の内容も、頭に「すぅっ」と入ってきてくれるし。

問題山積みの中、
先も見えず落ち込んだ時だって、
少しの明りが差す事を信じて
「その時を想像できる」と言うだけで、
気持ちも少し楽になり、”その時”を信じて進める。
そうして、山は、少しずつ切り崩せるものだと思うのです。
どんな大きなものでも。きっと。


ちっぽけで小さな発見を、
毎日、少しずつ積み重ねることで、
思い返した一日一日が、
キラキラ輝いていくのだと思います。


こんなにキレイな空を魅せてくれた
雨にも感謝。






2013年6月11日火曜日

自称キリン


商品や会話を楽しめるのも、ショップならでは。
内容(商品)も違えば、ディスプレイ、BGM、
ライトのあたり方などで、お店全体の雰囲気も違う。

ホント、それぞれに独特のカラーが出ますよね〜
そんな、
さり気なく置いてある、お店の名脇役を見つけるのも、
ショッピングを楽しむ「コツ」かもしれません^^

画像は、この間、旅行に行った際見つけた「自称キリン」(笑)
どう見たって、首短すぎ!!
しかも、立ってなんか運んでるし!!

あまりにも面白くって、
荷物になるにも関わらず、飛行機で連れて帰ってきました★


ご来店の際には、是非、見つけて笑って下さいね♪




2013年6月7日金曜日

愛着

zoo

イタリアンレザーに、アンティーク加工を施した
スタンダードな折り財布。

角を丸くカットしてあり、
ポケットから出し入れする時のストレスが無く、スムーズな使用感です。
使い始めはギシギシした手触りでも、
次第に馴染み、深い色艶が増してきてくれます。



革は生き物。
大事に使うことで、美しく変化していってくれる。
モノを大切にする一歩って、
そのモノひとつひとつに「命があるもの」
と言う認識から始まるのかも知れません。

なんに対しても、愛情を注いでこそ。なのかな・・って。


*zooのFさん、お財布大事に使ってます^^
ありがとうございました。






2013年6月6日木曜日

優しさを紡ぐ

beaucoup


手間ひま掛けて編み込まれた、愛らしい裂き編みトート
鮮やかな色合いは、アクセントカラーとして活躍してくれそうです^^

「心を込める」作業を怠らない。
そんな、デザイナーさんの繊細な感性が見受けられます。



グリーンは、まるで・・一面の緑の中に咲く花。
ブルーは、微かに明るさを残しながら、暮れかけた空に浮かぶ花火。
・・・と言ったところでしょうか。^^;




じっ・・と細部を見ていると、
小さい頃、近所の優しいおばちゃんがくれた、
犬のぬいぐるみを思い出したりして。(笑)


温もりの感じられるモノって、
時間が経っても、冷めることが無いのだと思います。
音楽の一節を聴くだけで思い出せる光景があるように、
手にするものも、触れただけで「なにか」を懐かしむような、
そんな、温かな気持ちになれると良いな。♪