2013年10月5日土曜日

金木犀の香り



どこからともなく金木犀の香りが漂い始めると、秋の深まりを感じます。
そろそろ衣替えをされる方も多いのではないでしょうか?
秋冬物を出して、今夏お世話になったモノをしまう。
衣類だけでも大変な作業ですが、バッグはどうでしょう?
薄色バッグやカゴ等に、また来年の春に会いましょう・・と、しまいつつ、
スエード素材やファーものを出すイメージでしょうか。
実は、そんな風に考えられていたのは、一昔前の事。
最近は、特に季節に関係なく、様々な異素材の組み合わせを生かしたデザインや、
革とテキスタイルデザイン
(ボーダー・ドット・ストライプ・チェック・花模様等)との融合で、
遊び心たっぷりなバッグが数多く出てきています。
夏だから白、冬だから濃い色、と言う制約等もありません。
そもそも、オシャレには定義等無くて、自分を表現する事も自由なのです。
そして、自由だからこそ、ある意味「真剣」に楽しめることなのではないかと思います。
涼しくなってくると、温かな印象の物が新鮮に感じられるように、
季節で変化をもたせる事も、自由。
暖かい日や旅行先等で楽しむ為に、日常使わないような、
明るい色・柄・デザインに挑戦するのも自由。
バッグや小物は、ファッションの一部と言う考え方の他に、
気持ちを表現するものだったり、心をサポートするもの・・
そんな、モチベーションアップに欠かせないツールと考えてみてはどうでしょうか。
季節ごとの空気を肌で感じ、モノの気持ちになってみるだけで、
自分らしさをさり気なく表現出来るのだと思いますし、
意外な発見は、そう言う心の中のちょっとした変化から生まれる物かもしれません。




 








気がつけば10月・・
ここ数日は、ぐっと涼しくなってきました。
オシャレは勿論、読書・スポーツ、そして食欲(の秋・・・笑)
何を楽しむにも良い季節ですね〜



私にとって、秋と言えば金木犀の香り。
実家の玄関先に金木犀の木があって、
窓を開ければ部屋いっぱいに香りが広がり、
殺風景な部屋にたくさんの花が咲いたようだった。
有り難いはずなのに当たり前だった母の手料理、
忙しい合間に庭仕事を始めた寡黙な父の背中、
隣で飼ってた犬の鳴き声や、
直ぐそばにある小学校のチャイムの音・・等々。
金木犀の香りは、思い出の全てかもしれないな。